公開日 2021年02月22日
昨年末の大晦日にも、スペシャルで「2020年大晦日スペシャル~俺の食事に密はない、孤独の花火大作戦!」が放送された、テレビ東京の人気グルメドラマ「孤独のグルメ」。主人公の井之頭五郎が、各地の美味しい料理を食べるのですが、2016年の元旦には「孤独のグルメ お正月スペシャル 真冬の北海道・旭川出張編」で、旭川の地元民に長年愛されているお店が2店登場しました。
ご紹介するのはその1店「独酌三四郎」です。もともと地元の酒呑みに人気のお店でしたが、「孤独のグルメ」が放送されてから、旭川を観光やビジネスで訪れた人が押し寄せて、予約しないと入れないぐらいに!今回は、その「独酌三四郎」から、旭川のご当地グルメ「新子焼き」を紹介します。
目次
独酌三四郎 営業時間と定休日
営業時間は、17:00~22:30
定休日:日曜日、祝日、年末年始
コロナウイルス感染症対策などで時間が異なる場合があります。
注文方法は?
メニューを見て店員さんに注文。帰りに精算。
今回食べたモノ
名前:新子やき
種類:焼き鳥
料金:950円
時間:注文してから約20分で配膳
オプション:なし
「独酌三四郎」とは
「独酌三四郎」は、戦後間もない昭和21年の創業で、70年以上営業を続けている旭川を代表する居酒屋です。
太田和彦の「居酒屋百名山」(新潮文庫)に取り上げられたこともあり、全国的に知られています。
店内は、まさに昭和レトロ!下戸という設定の井之頭五郎も、落ち着く良い雰囲気ですが、酒呑みにとっては聖地的な場所となっています。
特に12席あるカウンター席は、店名の通り独酌には最高です。
席に着くと最初に出てくるのが、これも名物の「酢大豆」のお通し。風味付けの大葉がほんのり香り、箸が止まりません。
「独酌三四郎」の新子焼き
「独酌三四郎」のメニューは、地元の人気イラストレーターが描いた定番のメニュー表と、木を薄く削った経木(きょうぎ)に書かれた季節のおすすめ。
もちろん「新子焼き」は定番メニューで、イラストを見るだけで美味しそう。
旭川では、古くから「新子焼き」が食べられていて、ご当地グルメとなっています。新子焼きとは、若鶏の半身をそのまま豪快に焼いた料理。
しかし、ここ「独酌三四郎」の新子焼きは、半身ではなくもも肉だけが使われています。これは現在の女将さんが、骨付きのままだとお酒の肴として食べにくいし、手が汚れるということで、亡くなったご主人に提案したのが始まりです。
炭火でふっくらジューシーに焼かれた若鶏のもも肉は、食べやすいサイズに切り分けられていて、酒の肴にぴったり!
創業以来75年も継ぎ足し継ぎ足し使ってきたタレがからんで、ご飯にもよく合います。孤独のグルメでは、井之頭五郎がご飯に新子焼きのタレをかけて食べるシーンが登場します。
井之頭五郎が、新子焼き以外に味わった料理は、玉子焼きに自家製の漬物、きのこ汁、身欠きにしん。
わさびが添えられた厚い玉子焼きは、出汁が効いていて日本酒との相性抜群!
また、身欠きにしんが入った「にしん漬け」は、北海道を代表するお漬物で冬の風物詩です。
井之頭五郎が旭川を訪れたのも冬ですが、冬の北海道には美味しいものがたくさんあるので、ぜひ来てくださいね。
「独酌三四郎」へのアクセス
住所:北海道旭川市2条通5丁目左7号
交通:JR旭川駅から徒歩約12分
営業時間:17:00~22:30
座席:48席(カウンター12席・小上がり4人掛け×4、2階に4人掛け×5)
定休日:日曜日・祝日・年末年始
都良(TORA)
最新記事 by 都良(TORA) (全て見る)
- 孤独のグルメの井之頭五郎があまりの美味しさにご飯をおかわりした「独酌三四郎」の新子焼き(しんこやき) - 2021年2月22日
- あの人気グルメ番組「孤独のグルメ」で井之頭五郎が食べた絶品カニコロッケ - 2021年1月18日
- 北海道の三大ラーメンのひとつ函館塩ラーメンを代表する「函館麺厨房あじさい」 - 2021年1月9日