公開日 2020年12月01日
北海道の最も東に位置する根室市。この根室市の市民に古くから親しまれているローカルフードが「エスカロップ」です。筆者が住むのは北海道の中央部に位置する旭川市。根室島での距離は350㎞以上。東京からだと仙台や名古屋までの距離と同じぐらい離れています。
そのため、根室に「エスカロップ」という料理があること知っていましたが食べたことがありませんですした。そんな「エスカロップ」を食べられるお店が、旭川に1軒だけあるので、今回レポートします。
旭川で唯一「エスカロップ」を食べられるのは、JR旭川駅から車で10分ほどの住宅街にある「アラジン珈琲倶楽部」。店舗の前と横、さらに裏側にも広い駐車場があるので車で行くのが便利です。
目次
営業時間は?
営業時間:9:30~19:00
定休日:年末年始
コロナウイルス感染症対策などで時間が異なる場合があります。
注文方法は?
メニューを見て注文。帰りに精算。
今回食べたモノ
名前:エスカロップ
種類:洋食
料金:950円(税込)
時間:着席してから約10分程度で配膳
オプション:なし
根室のローカルフード「エスカロップ」とは?
「エスカロップ」は北海道根室市のローカルフード。1963(昭和38)年に、根室市の洋食店「モンブラン」で提供され、根室市内に広まったメニューです。ケチャップライスまたはバターライスの上に、トンカツがのせられて、さらにその上からデミグラスソースがかけられた料理です。
本場根室では「エスカ」と略されるらしく、ケチャップライスのものを「赤エスカ」、バターライスのものを「白エスカ」と呼ぶそうです。
アラジン珈琲倶楽部のメニュー
「アラジン珈琲倶楽部」は、店名の通り本格的なコーヒーが味わえる喫茶店ですが、フードメニューも充実しています。その一番上に書かれているのが、このお店の看板メニュー「エスカロップ」です。メニューの中には、「ひっくり返ったオムライス」という変わった名前の料理もあります。
アラジン珈琲倶楽部の名物「エスカロップ」
いままで写真では見たことがありましたが、初めてのご対面「エスカロップ」。洋食店が発祥の料理なので、箸ではなくフォークとスプーンが添えられています。フォークを使ってお味噌汁を飲むってちょっと違和感がありますね。
「エスカロップ」の名前の由来には諸説あるそうですが、フランス語で肉の薄切りを表す「escalope(エスカロープ)」という説が一般的なそうです。
なので、本場根室のエスカロップにのっているトンカツも薄切りの肉が使われていようです。したがって、これが本場のスタイル。肉が薄いからって文句を言ってはいけませんよ。
「アラジン珈琲倶楽部」のエスカロップは、ご飯がバターライス。いわゆる「白エスカ」ってやつです。みじん切りされた筍が入っているそうなのですが、まったく気づきませんでした。
アラジン珈琲倶楽部の店内の雰囲気とある場所
「アラジン珈琲倶楽部」があるのは、静かな住宅街の一角。多くは地元のお客さんですが、店内で佐藤浩市、樋口可南子、北川景子が出演した映画「愛を積む人」のロケが行われたことから、観光客も訪れます。
「アラジン珈琲倶楽部」の創業は2002年ですが、その前も喫茶店として使われていた店舗のため、店内は昭和の雰囲気が漂っています。テーブル席には昔懐かしいインターフォンが付いていて、店員さんを呼ぶ時にはこれを使います。
アクセス
住所:北海道旭川市神居6条8丁目2-12
交通:JR旭川駅から約2.5㎞、車で10分ほど
営業時間:9:30~19:00
座席:35席(1階カウンター3席/ テーブル4名×4/2階テーブル4名×4)
定休日:年末年始
都良(TORA)
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